世界各地に伝わるメヘンディですが、国柄、習慣、お祝い、お祭りや信仰によりメヘンディアートの描き方が異なります。伝統的に行っているところでは手や足に描くことが多く、薬効高い植物・ヘナによる健康管理や、幸せやお祝いのために、またお祭りのときに感謝や祈りを表すために描かれてきました。インドでは結婚式の花嫁の手足にびっしりとメヘンディが描かれ、妊娠や出産のときには、邪気や病気から身を守るために描きます。もちろん、ただファッションを楽しむためだけにも描きます。メヘンディは、南アジア・中東・アフリカ大陸など数々の地域で昔から伝わる伝統文化であると同時に、1~2週間楽しめる気軽なボディアートとして、最近では欧米や日本でも親しまれています。